中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年03月22日
携帯電話から音声入力をするのですが、地域によって通信費が変わってきます。
私の場合、安徽省&中国聯通(チャイナ・ユニコム)で登録しているので1分につき0.3元(≒3.78円)の通信費がかかることになります。
一般的に音声ツイート、と聞くと音声をテキストに変換して情報発信してくれる「Speech to Text」などを考えていたのですが、ここで提供される音声ツイートは「音声をそのままMP3データとして保存し、音声で聞いてもらう」というものです。
※サンプル(アクセス後いきなり音声が流れるのでご注意ください ^^)
新浪微博では2月12日から開始されたらしいのですが14日までの3日間で7,157件の音声ツイートが行われたそうです。
また、2月13日には「王菲」という中国で有名な歌手が音声ツイートを使って3件歌を披露したらしいのですが、こちらは合計4万件にも及ぶ転送(RTやQTなど)が行われるほどの大人気だったそうです。
「Speech to Text」などでは変換効率などが問題となってきますが、喋ったことをそのまま音声データで保存しツイートできる、というのはなかなか面白いかもしれませんね(^^
例えば、インディーズバンドなどが「新曲を作ったから聞いてくれ!」などとこの音声ツイートを使って、曲を披露・プロモーションしてく、なんてことにも使えるかもしれません。
この音声ツイートは、搜狐微博などでも開始されたとの情報があるのですが、現在リンクが見つからないのと、新浪微博も先週あたりはリンクで辿れたのですが、現在ページ自体はあってもトップページなどからのリンクがなくなってしまっているようです。
まだまだ試運転の段階なのかもしれませんが、中国の携帯電話通信キャリア3社も音声ツイートには注目しており、取り組みを強化すべく着々と準備を進めているという情報もありますし、海外でも同様なサービスは開始されており「Blaving」というサイトが有名なようです。
面白そうな取り組みですし、今後も随時アップデートなどお伝えしていきます(^^
*当記事は2011年2月23日付ブログ「中国マイクロブログ(微博)雑記」の許可を得て転載したものです。