• お問い合わせ
  • RSSを購読
  • TwitterでFollow

北京・上海間高速鉄道で20億円超の資金乱用発覚=解明進む汚職問題―中国

2011年03月23日

2011年3月23日、中国会計署は北京・上海間高速鉄道の会計監査結果を発表した。1億8700万元(約23億円)の資金乱用などの問題が明らかとなっている。中国証券報が伝えた。

北京・上海間高速鉄道は全長1318キロを結ぶ高速鉄道。時速350キロという超高速での運行が予定されており、北京・上海間がわずか4時間台で結ばれることになる。


CRH3 at Beijing South train Station / olekvi


同路線の総投資額は2176億元(約2兆6800億円)。中国鉄道史上最高額を記録している。さて、これほどの巨大プロジェクトともなれば気になるのは汚職問題。年初以来、中国高速鉄道の汚職問題に関する調査がスタート。2月には劉志軍鉄道部長(当時)が汚職容疑で拘束されるなど、問題解明が進められている。

会計署によると、1億8700万元(約23億円)の資金乱用が確認されたという。また入札実施前から将来落札する業者が施工を始めていた例もあった。関連する入札額は44億4600万元(約548億円)に達する。さらに砂利販売、設備リースに関して正規の資格を持たない業者がサービスを提供。虚偽の名目で領収書を発行していた例も確認された。関連金額は2億1600万元(約26億6000万円)に達している。

forrow me on twitter


トップページへ



鉄道噂の真相―現役鉄道員が明かす鉄道のタブー
大井 良
彩図社
売り上げランキング: 182900






ページのトップへ