中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年03月27日
*追記
デマにまんまと釣られてしまいました。「リアル少林サッカーの時代到来か!→デマでした……全力で釣られた金ブリと中国メディア」に事情を書いています。
日本では若年層の育成は各地域のアマチュアクラブや学校のクラブ活動によって担われているが、中国では本格的な指導を受けられる場所はスポーツ学校、サッカー学校だけ。そのすそ野の狭さが代表やクラブチームのレベルの低さにつながっていると言われている。少林足球学校の学費はスポーツ学校よりも安く、子どもの時からサッカーに専念できる環境がより多くの子どもに与えられることになる。少林寺のサッカー事業を担当する釈延魯氏は、将来的にサッカー学校の生徒数を1万人以上にしたいと意気込みを語った。
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少林寺のトップである釈永信方丈は、MBA資格を持つことで知られる「やり手経営者」。ネットショップで「秘伝の巻物」を売ってみたり、健康食品ブランドを立ち上げてみたり、薬局をオープンしてみたりとあの手この手で事業を展開している。
サッカー学校もまた少林寺ビジネスの一環を担うわけだが、はてさて商業的な成功をおさめることができるのか、中国サッカーの発展に貢献することができるのか、気になるところ。個人的には剃髪した僧侶がずらりと並ぶ中国代表を見てみたいのだが……。