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【福島原発】上海など各地に放射性物質が飛来も放射線量は通常時と変わらず―中国

2011年03月29日

隣国・中国でも注目を集める福島原発の放射性物質漏出事故。中国当局は放射性物質の観測態勢を強化していたが、26日には黒竜江省で、28日には上海市など東北沿海部各地で、ごく微量の放射性ヨウ素131が検出された。

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画像は環境保護部ウェブサイト。28日午後の全国主要都市における観測値を公開している。青色の帯グラフが通常時の値。緑が28日の観測値。いずれも通常時の範囲以下に留まった。単位はマイクロベクレル・パーアワー。


上海など各地で福島原発由来の放射性物質を確認=健康被害の恐れはなし―中国(レコードチャイナ)
28日、中国環境保護部ウェブサイトは、大気エアロゾル観測の結果を発表。江蘇省、上海市、浙江省、安徽省、広東省、広西チワン族自治区の一部地域で、放射性ヨウ素131が検出されたと発表した。福島原発から漏出したものとみられる。

26日、27日の黒竜江省東北部での検出に続くもので、より広範な地域で放射性物質の飛来が確認された。その濃度は0.001ベクレル/立方メートルとごく微量で、自然の放射線量の10万分の1以下。
中国環境保護部は毎日午前、午後の2回、中国主要都市のグラフを公開。しかもご丁寧に通常時の計測値まで表示し、ぱっと見て安全だと分かるように配慮している。評価できる取り組みではないだろうか。日本でも西日本を含め、全国各地の定期観測結果をわかりやすく表示したほうがいいように思うが……。

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