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「危険なエコ対策!?保冷車削減で牛乳がヨーグルトに…」「タクシン元首相、次期総選挙対策に本腰」―タイ・ニュース

2011年04月02日

危険なエコ対策!?保冷車削減で牛乳がヨーグルトに…

4月2日のニュースはまず、最近タイ・カルフールを吸収した事でも話題となったタイ流通大手ビッグCが、エコ戦略を発表したニュースから。

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タイラット紙の報道。

報道によるとビッグCは今後、5000万バーツ(約1億3900万円)を投じて保冷物流システムを改善。作業員による物流スピードをアップし、保冷車ではなく保冷カバーを利用した容器を使用する事により保冷トラックの数を削減。燃料費と排出画ガスを格段に減らす事によりエコに貢献できると発表しました。

*当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。

実はこのニュースを見た時、タイの企業でもエコに関心を示す企業が多くなって来たなと、その程度だったのですが、保冷の必要な商品が大丈夫かなと少し心配になりました。

実はビッグCが展開し始めた頃、ビッグCで牛乳は買うなと言われた事があり、実際に賞味期限前の牛乳が既にヨーグルトになっていたという事も数度経験。

これは保冷車で運ばれて来た商品が屋外のひなたに山積みにされている時間が長いという、単に従業員の作業効率の悪さのせいでした。ビッグC(ラチャダムリ店)では暴動前でもよく屋外に要冷蔵商品が山積みにされているのをみかけたものです。

結局保冷カバーを使っても、各店舗の作業員のスピードが遅ければそれだけ消費者の危険度があがるだけでは....。このニュースを見た時、そう思いました。エコも良いですが、経営陣の中に自社の牛乳がヨーグルトになっている事に気づいている人はいるのかなと....。


タクシン元首相、次期総選挙対策に本腰

そしてもう一つのニュースは、タクシン元首相による次回総選挙対策強化の話題を。

タクシン元首相との思惑の違いで現執行役員数人が離党したタクシン派プゥア・タイ党の党首に、プラチャラート党のサノ党首が就任する見込みと報道されていますが、元首相はプゥア・ペンディン党の一部を吸収するなど選挙対策強化に乗り出した様です。

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ポストトゥデー紙の報道。

先日行われた国民アンケートでも次回総選挙における支持率でタクシン派が微妙に民主党を上回るなど、前回の苦い経験(ネーウィン氏の大量造反等)からタクシン元首相もかなり選挙対策に力を入れていますが、昨日赤服(UDD)幹部(現在保釈中)をプゥア・タイ党公認の候補として総選挙に出馬させる考えであると伝えられました。

実際の所、現候補者との選挙区の割当など難しい所もあるかとは思いますが、ここにきてこのタクシン元首相の総選挙対策への力の入れ様。先月赤服集会への電話出演時に語った「これが帰国できる最後のチャンス」という言葉。どうやら本気の様です。

*当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。

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