中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年04月02日
このブログの記事「日本のう○ち、ロシアのう○ち…」の中にも書いたように、ロシアではトイレの話は一般的に「汚い」部類に入るので、まともな会話にも歌にも「トイレ」という言葉はまず出てきません。
遊び感覚でこの歌のサビの部分をロシア語に訳してみました。何とも言えないヘンな響きでした。「神様」という意味のロシア語 Бог は基本的にキリスト教の神様のイメージだから、「トイレ」とは絶対関係ない。一緒に並べようものなら、冒瀆です、完全に。
「女神」という意味のロシア語 Богиня だったらキリスト教とは関係なくなりますけど、「美しく誇り高き」(というイメージの)女神はいったいなんであんなところにいなければならないのか?と、ロシア人たちの怒りの声が聞こえてきそうで、やはりこの歌詞はロシア語として成立しません。
以前、このブログの記事「ロシアのお笑いは「ツッコミ」がない?」の中にユーモアはなかなか訳せないことについて書きました。しかし、この歌詞はユーモア以上に難しいかもしれません。少なくともタチアナはその翻訳を絶対に引き受けません。
まあ、頼まれていませんけど(笑)
*当記事は2011年3月31日付ブログ「ロシア駐在日記」の許可を得て転載したものです。