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2011年04月07日
分野ごとに企業がキャンペーン利用したり、ユーザー交流を行ったり、また特定の話題にフォーカスして専門家たちがQ&Aを行っていくなど様々な形式で『微博谈』が行われています。
企業利用に関して一例をあげると、化粧品メーカーのDoveが本日(4月6日)に微博谈を使ってユーザー交流などを行っていたようです。
また、各分野の専門家と交流するという面では、日本の災害の状況についてのコーナーなども人気が高いようです。
原発の影響や、実際に被災地にいた人などのインタビュー、日本に赴いた中国の国際救助隊のインタビューが行われていました。
どちらも大体特定の日に1時間という枠の中で行うのですが、興味を持ったユーザーは予め、それぞれの交流ページで下図のように質問をツイートしておくことができます。
それに対してインタビューされる側の企業や専門家は1時間という枠の中で可能な限り回答をしていくという形になります。
先のDoveを例にとると、1,648件の質問がユーザーから寄せられ、それに対し116件の回答を時間内に行ったようです。
Doveの例では1時間を4パート行った結果ですが、1時間という枠の中での回答数は20〜40件くらいが一般的なようです。
まあ、1時間で20件というと3分につき1件回答を行っていることになりますし、40件ともなると1.5分につき1件回答をしていることになりますので、大体これくらいが妥当なのかもしれません。
企業のユーザー交流という意味では、それぞれの公式アカウントを使う、という手もありますが特設コーナーを設けるという謂わばブランドイメージ的な部分と、 専門家に対し一般の人がインタビューをしやすくするという意味では、今後この微博谈ももっと活発化していくかもしれませんし、他にももっと適した利用法が今後出てくるかもしれません。
微博谈の今後にも要注目です。
*当記事は4月6日付ブログ「中国マイクロブログ(微博)雑記」の許可を得て転載したものです。