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2011年04月09日
※ジャミヤン・ジンパが参加した2008年4月9日の訴え。
その後、拘置所で彼は激しい拷問を受け、死の一歩手前まで追いやられた。彼が拘置所内で死ぬのを避けるために10日後、警察は彼を両親の下に送り返した。
その時ジンパは既に虫の息で、視力はほとんど失われ、自分の家族を見分けることさえできなかったという。
そのときから年老いた両親は3年間、彼の回復を願いできる限りの治療を受けさせた。何時かまた自分の足で歩けるようになるよう身体を支え、あらゆる手を尽くした。しかし、その甲斐もなくジャミヤン・ジンパは4月3日、自宅で息を引き取った。彼のケースも拷問死である。
彼は1993年に一度インドに来てTCVスジャ・スクールで3年間学んでいる。その後再び故郷に還り、仏教を勉強するためにラプラン・タシキル僧院に入った。僧院では英語が少しできるというので、僧院を訪問する外人のガイドもやっていたという。
ダラムサラでは今夕、彼を追悼するためのキャンドル・ライト・ビジルと集会が行われる。
参照:CTA Web News Phayul.com The Tibet Post
*当記事は4/5付ブログ「チベットNOW@ルンタ」の許可を得て転載したものです。