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中国本土出身者の「出産旅行」受け入れを停止=香港公立病院が発表

2011年04月10日

香港公立病院産婦人科は、中国本土出身者の受け入れを今年いっぱい一時中止すると発表した。香港出身者の出産に十分な枠を確保するのが目的だ。2011年4月10日、シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた


Hong Kong Skyscrapers / bsterling


近年、中国本土の一部で「流行」しているのが出産旅行。米国や香港の病院で出産すれば、子どもは米国籍や香港市民資格を得ることができるためだ。特に中国本土に隣接する香港に多くの中国本土出身者が押し寄せている。

香港政府の統計によると、昨年、香港で生まれた新生児8万8000人のうち半数弱にあたる4万1000人が大陸出身者の母親を持つ。2004年の1万3000人から3倍以上にふくれあがった。今年もすでに9000件の予約が入っているという。

大陸出身者の出産急増。香港の病院には大きな利益をもたらす一方で、社会問題ともなっている。まず香港市民が予約をとることが難しくなった。また出産需要の急増に伴い一部病院は値上げを実施したという。

市民の不満の声に押される形で、ついに公立病院での規制が導入されたわけだが、本土出身者に対する差別的規定は、裁判になれば違法と判断される可能性もあると一部立法会議員、法曹関係者は指摘している。

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