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止まらない森林火災=消火活動の切り札は「人工降雨」―中国河北省

2011年04月17日

2011年4月12日、河北省秦皇島市撫寧県で山火事が発生した。17日現在、火災は100時間以上にわたり続いているが、16日に実施された人工降雨は大きな効果を上げ、消火活動に弾みをつけた。解放網中央広播網の報道を主に参照した。

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*画像は長江日報の報道

撫寧県では連続170日以上も雨が降らない干ばつが続いており、山火事発生の条件が整っていた。放水ヘリコプター4機、森林警察600人及び人民解放軍及び武装警官700人以上が動員されての消火活動が続けられたが、例年より気温が高いこと。また複雑な地形と方向の定まらない強い風が活動の障害となった。

16日、国家森林防火指揮部はさらに消火ヘリコプターを1機追加。また調査用ヘリ2機を投入した。さらに人工降雨作戦を実施。ロケット129発、飛行機2
機、移動降雨作業車36両を動員した。その効果で秦皇島市内全域には降雨がみられた。最大降水量は2.6ミリと決して多くはなかったが、消火活動に大きな
効果を上げたと報じられている。


北京五輪開幕式でも利用された人工降雨技術は、ロケットや飛行機によってドライアイスやヨウ化銀を散布。雨の核を作ることで降雨を促すというもの。毎年干ばつに見舞われている中国ではごく一般的に利用されている。

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