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「半裸で踊った女性を指名手配」「警察の発砲で人質が重体=バンコク都心カージャック事件」―タイ・ニュース

2011年04月18日

半裸で踊った女性を指名手配

4月18日のニュースはまず、ソンクラーン期間中に車の上に上りほぼ全裸で踊っていた女性2人が指名手配された話題。

報道によると上半身裸の10代と思われる女性2人が、停車中の車の上に上り踊っている動画がインターネット上で話題になっている事を受け、現場を管轄しているバンラック警察署がシーロム区役所の要請を受けて2人を指名手配し、捜査を開始しました。

バンラック警察では、この女性の行為は公然わいせつ罪にあたるとし、またソンクラーンのイメージを著しく傷つけたとして、女性2人と車の持ち主、女性へ声援を送っていた観衆の男性についても捜査を進めるとしています。

*当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。

またこれに先駆けてピチット県では、同じ様に半裸で踊っていた少女と、場を提供した車の持ち主が逮捕され、罰金を支払った上で釈放されています。

タイには文化省の中に宗教警察的な意味合いを持つ部署が存在しますが、数年前にチェンマイにあるご神木前で数人の女性が全裸で踊り、逮捕されたのは記憶に新しい所です。

*報道動画→コムチャルック


警察の発砲で人質が重体=バンコク都心カージャック事件

そしてもう一つのニュースは昨日お伝えした、警察官とタクシードライバーを射殺し、自らも警察によって射殺されたタダ容疑者が起こした事件の続報を。(前回記事「バンコク中心部でカージャック事件発生=警官殺害の犯人を射殺―タイ・ニュース」)

タダ容疑者がアヌサワリーにおいて警察に射殺された際、人質として逃走車両には女性医師が同乗しており、この女性医師も銃弾を受け重傷を負った事はお伝えしましたが、その後の調べで女性医師を撃ったのは警察側である事が判明しました。

20110418_bangkok2
BangkokPostの報道。

これに関して警察当局は、逮捕時に車内は遮光フィルムによって見えにくく、当初は人質が居る事を確認できなかったと発表。女性医師は現在は容態も安定しているという事です。

タイでは警察官と犯人の間での銃撃戦に市民が巻き込まれる事が頻繁にありますが、そう言えば昨年末もパタヤでの犯人追跡の際、警察官が発砲した銃弾が、屋台で食事をしていた女性の足を貫通する事件がありました。タイ警察官の殉職率は日本の比ではなく、危険なのは解りますが、タイ警察の簡単に発砲する状況、何とかならないものかと....。

*当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。

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