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【動画】ホンダ初の中国独自ブランド車「理念S1」、ネット民狙い撃ちのCMが話題に

2011年04月21日

2011年4月17日、ホンダの在中国合弁企業・広州汽車ホンダ汽車公司は、自主ブランド「理念」の初量産モデル・理念S1の販売を開始した。

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*画像は理念S1特設サイト

理念S1はセダンのエントリーモデル。1.3リッターと1.5リッターの2タイプがラインナップされ、若者層やエントリー層をターゲットにしている。ホンダ在中国合弁企業としては初の自主ブランド量産車となる。価格は6万9800元(約87万3000円)。


中国の独自ブランド車ブーム

今、中国自動車業界では、外資企業と中国企業の合資会社による独自ブランド車が続々と誕生。従来、中国企業が中心だった低価格帯に、外資系企業が進出する戦略を担っている。

中国政府、地方政府:合弁会社も中国企業。独自ブランドの活発化=中国自動車企業の利益になるし。よーし、補助金出しちゃうぞ!

メーカー:低価格帯でも勝負したいけど、うちの主力車種をこれ以上値下げするのはちょっと……。独自ブランド車なら補助金もらえるし、メインのブランドには安いイメージつかないしイーネ!

消費者:安い車欲しいけど、中国企業の車は品質が心配……。独自ブランド車だったら外資がちゃんと作ってくれているはず!よーし、パパもマイカー族になっちゃうぞ!
と、当局・メーカー・消費者にとって、それぞれメリットがある状況が生まれている。危機を感じているのは、低価格帯で勝負してきた中小の中国自動車企業だろう。


ネットにすりよりすぎ?!理念S1のオモシロCM

さて、ホンダ合弁企業初の独自ブランド車としてなにかと話題の「理念S1」。そのCMもちょっと面白い。



天竺を目指す三蔵法師一行。ところが次々と自動車に抜かれていく。それを見た三蔵法師が「あれこそ私が望むもの」と一言。悟空が術を使うと、理念S1が出現。一行は車で快適に天竺を目指していくというもの。

で、オチはというと、
「法師様、白馬はどうされたのですか?」
「有理念,神馬什么都是浮云。」(理念さえあれば、あとはすべてどうでもいいこと。神馬と白馬をかけている。古畑康雄氏のご教示で修正
という会話。

この「浮雲」という単語は2010年ネット流行語にランクインしたスラングでして。日本でいうならば、自動車CMに「キター」とか2ちゃんねる語が使われているような感じでしょうか。思惑通り、ネットではちょっとした話題となっているようです。ネットにどっぷりの若人たちに買って欲しいということなのでしょうが、さてさて結果やいかに。
(過去記事「<中国的2010年新聞>本当の中国を知るにはネットから!ネット俗語ベスト10」参照)

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