中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年04月22日
さて、お金持ち中国人の定番エピソードといえば、「高級車をキャッシュでお買い上げ!」というやつ。今回、ご紹介するネタもキャッシュでお買い上げといえばそのとおりなのですが、ちょっとだけ毛色が違うというか……。
*山東衛星テレビのニュース。
4月20日、山東省濱州市にある米GMのブランド「ビュイック」の販売店にやってきたのは、張という名の男。38万元(約475万円)もする高級セダンをキャッシュでお買い上げ。ただし、現金とは言っても持ってきたのは札束ではない。なんと全部が1元のコイン(1元=約12.5円)。張が乗ってきたワゴンからは1元コインを詰めた袋が山のように積まれていた。500万円弱の車をキャッシュで買えるのだからお金持ちなんでしょうが……、なんかビンボー臭いというか。そもそも話題作りのネタなんじゃないの?38万枚も硬貨を貯める前に両替するなりどうにかしろよ~~~。
張の職業は会社経営者。仕事柄、硬貨を受け取っては貯まっていく一方で処理に困っていたのだとか。今回は「ビュイック」販売店と協議の末、たまりにたまった硬貨を一気に解消することができたのだとか。販売店店員らは5時間かけて38万枚の硬貨を確認。疲れすぎて手がつるほどだったという。