中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年04月23日
タイ陸軍によると22日午前6時頃、両国合意の停戦地域にカンボジア軍が侵入した事から、タイ側は威嚇射撃を行った所、カンボジア軍が応戦。戦闘状態に陥ったとの事。戦闘は約5時間に渡って続き、砲弾が国境地域の村に着弾した事から、付近住民7000人が避難する事態となりました。
今年の2月には約2週間に渡ってプレアヒビア周辺で戦闘が繰り広げられた事は記憶に新しい所ですが、インドネシアの停戦監視団受け入れを政府は発表したにも関わらず、停戦合意と監視団受け入れに陸軍が難色を示し、こう着状態が続いていました。ちなみに2月の戦闘時にもクーデターの噂が出た直後であった事から、今回の戦闘も実はタイ側から仕掛けた上での、軍部からのタイ政府に対する何らかの意思表示であるのではないかとの憶測が飛んでいます。
セクシー宝くじ摘発=アユタヤ
そしてもう一つのニュースは、アユタヤの労働者向けに販売されていた「セクシー宝くじ」が摘発された話題。
セクシー宝くじとは1枚30バーツでアユタヤの工業団地で働く労働者向けに販売されていた宝くじ。政府の宝くじの当り番号下二桁と連動して抽選が行われ、当選者は、指定された2つのホテルに置いて、カタログから若い女性を選び、一夜を共にする事ができたそうです。
*PDNの報道。
警察では参加していた女性と胴元を逮捕。逮捕された女性も共に工場での労働者だったそうですが、中には1枚100バーツのVIPくじもあり、対象女性は現役女子大生だったとかで、警察では今後より詳しく捜査を行う方針です。何とも残念な話しではありますが、1枚30バーツ、一体当選確率はどれくらいだったのでしょうか。