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タイ自動車連盟のワロップ氏によると、各メーカーも減産による雇用減少は考えておらず、今年後半には部品供給と共に生産量も回復する見込みだとか。世界中の国々で震災の影響は大きい様です。
タクシン元首相「タイに戻りたい」涙ながらの訴え
そしてもう一つのニュースは、23日にタマサート大学内で行われたタクシン派プゥア・タイ党の党大会で、2時間以上に渡りタクシン元首相がテレビ演説を行ったニュースを。
報道によるとタクシン元首相はテレビ演説において、自身の帰国がタイ国へもたらすメリットを説いた上で、自身の考える次期総選挙に向けた数十の国民救済策を発表しました。政策の中身は最低賃金保証や、高速道路網整備など目新しい物はありませんでしたが、演説の最後にはタクシン元首相が涙ながらに「タイに戻りたい」と訴えた事が会場の涙を誘いました。
*ポストトゥデーの報道。
現在タイでは与党民主党が敗北すればクーデターが起き、結局の所は守旧派が権力を手放さないのではとの見方が濃厚ですが、次期総選挙ではどちらも選挙結果を尊重し、もうこれ以上のデモ合戦もクーデターも無い事を祈りたいですね。
また現在タイでは事実上の報道規制によりタクシン元首相の映像が地上派で流れる事は稀ですが、少しだけマティチョン紙に動画がありましたので、滅多に見る事の出来なくなったタクシン元首相の肉声をご覧下さい。
*当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。