中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年04月27日
ただタイ国軍は話し合いに否定的で、27日より紛争地域へ王室直属の精鋭を送り込むと発表。事態は泥沼化の様相を呈しています。タイ国内の報道では、カンボジア側が調停に応じず、一方的に戦闘を仕掛けて来ていると報道されていますが、EU外交官代表が、停戦交渉に応じず戦闘を継続しようとしているタイ側に対して25日説明を要求。今回の突発的に発生した戦闘に対し、クーデターへの伏線ではないかとの質問を投げかけました。
アピシット首相はもちろん全面否定しましたが、この紛争により下院解散が遅れる可能性がある事を認めました。政府が軍を政治によってコントロールできるのか出来ないのか、今後に注目です。
ガイドと銃撃戦!?邦人男性2人死傷
そしてもう一つのニュースはタイ北部のチェンライ県において、日本人男性2名がガイドの男性に銃撃され、1名が死亡、もう1名が重傷を負った事件のニュースを。
報道によると26日早朝、容疑者タイ人男性をガイドとして雇った日本人2名が乗った乗用車が、チェンライ市内から25kmの地点において発見され、車の近くで43歳の日本人男性が死亡、59歳の男性が負傷しているのが確認されました。
*デイリーニュースの報道。
ガイドの男性は逃亡していましたが、同日午後になって警察により身柄を拘束されています。容疑者のタイ人男性の供述によると、ガイド中に散々文句を言われ山中を歩いている時にトラブルとなったところ、死亡した日本人男性にいきなり銃撃され、かっとなって自分も所持していた銃で応戦したとか....。
報道によるとこの日本人2名は暴力団関係者とみられ、パスポートも所持していなかった事から、所持していた銃の出所も含め、今後捜査を進めて行くとの事です。何とも物騒な話ですね。
*当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。