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2011年05月03日
3月、地方裁判所によりトゥルク・ジャンジュプに3年、ペサンに2年半の刑期が言い渡された。情報によれば、ペサンは最初チャムドの刑務所に収監されていたが、後ポオ・タモの刑務所に移された。トゥルク・ジャンジュプは逮捕後、拷問を受け、そのせいで現在病院に入院しているという。
当局、年末にンガバ・キルティ僧院接収か?
亡命政府DIIR(情報国際関係省)中国デスクによれば、中国当局は年末にンガバ・キルティ僧院を接収管理する準備をしているという。地元の僧侶のみ残し、現在2500人いる僧侶を4~500人に減らすつもりらしい。
同じようなことは嘗て2008年に、ラサ近郊にあるゲルク派の3大僧院(デブン、ガンデン、セラ)に対して行われた。この後、これら僧院の僧侶の数は激減した。
VOTによれば、今日、デリーではダラムサラから到着した100人のキルティ僧侶を含め約500人が、ンガバ・キルティ僧院の窮状を訴えるためラージガート(ガンジーの墓)からジャンタールマンタールまで約5キロを行進。そこで「死のハンスト」に入り8日目になるTYC執行部の3人に会う。3人の体重はすでに5~6キロ減少したという。デリーはこのところ連日40度を越える猛暑が続いている。
南インドでも今日、キルティ僧院のために数千人が参加する集会が開かれ、ハンストも行われている。
*当記事はブログ「チベットNOW@ルンタ」の許可を得て転載したものです。