中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年05月04日
タイの知的財産保護がうまく言っていない最大の理由は言うまでもなく取り締まる側が賄賂によって取り込まれているからだと言い切っても良いかもしれません。警察側の賄賂体質が変わらない限り、この問題は改善する事はないと言えるでしょう。
国境紛争、小康状態続く=ASEANサミットでの首相会談に期待
そしてもう一つのニュースは約10万人の地域住民が避難においやられたタイ・カンボジア国境紛争の続報を。
報道によると今月2日以降激しい戦闘が行われていない事からシェルターに避難していた住民が自宅に戻りつつあります。
*ネーオナーの報道。
きっかけは2日午後、カンボジア側が戦闘地域に取り残されたカンボジア兵の遺体を回収したいと申し出た事から、一時的に戦闘を休止。それ以降小康状態が続いています。
*BangkokPostの報道。
アピシット首相は自宅に戻りつつある住民に対し、状況は沈静化しつつあるものの、充分な注意を払う様に発表。またタイ国軍に対しても警戒を怠らない様に要請しました。安全保障担当であるステープ副首相は、カンボジアとの交渉は難しいとの認識を示しながら、今月6日からインドネシアにおいて開催されるASEANサミットでの、アピシット首相とフン・セン首相の直接会談に期待を覗かせました。
*当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。