中国誌・新財富は「2011年中国富豪ランキング500」を発表した。トップに立ったのは建設機械製造大手・湖南三一集団の梁穏根氏。資産額は500億元(約6250億円)だった。
2011年5月10日付BBC中国語サイト、
10日付捜狐証券を参照した。
三一重工という名前を覚えている人も多いのではないだろうか。福島原発事故を受け、同社は今年3月、62メートルのアームを持つ大型ポンプ車を無償供与している
(参照リンク:「
福島原発に助け船、中国「三一重工」どんな会社?」日経ビジネスオンライン、2011年4月2日)。
三一集団は1989年の創設。わずか20年の間に世界100カ国以上に販売網を持つ世界的な建設機械製造メーカーへと発展した。創業者の梁氏は内陸出身者としては初の「中国一の大富豪」の座をつかんだ。
2011年 新財富富豪ランキング
1位:梁穏根(三一集団/建設機械メーカー)、資産額500億元
2位:李彦宏(百度/検索サイト)、資産額470億元
3位:王建林(万達集団/不動産)、資産額430億元
4位:李鋰一族(海普瑞/バイオ医薬)、資産額421億元
ランキング第500位の資産額は28億7000万元(約359億円)。昨年より9億5000万元(約119億円)増加した。資産額300億元(約3750億円)を超えたのは14人。100億元(約1250億円)超は90人といずれも記録を更新した。
また40歳以下の青年富豪も27人がランクインした。青年富豪の最上位は資産額347億元(約4340億円)の馬化騰氏。大手IT企業・テンセントの創始者だ。女性では不動産業・龍湖集団を率いる呉亜軍氏が資産額358億元(約4480億円)とトップとなった。

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