中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年05月13日
ところが今月11日、防犯カメラに映っていた容疑者と見られる米国人男性を潜伏先のカオサン通りで発見、逮捕したところ、意外な事実が判明。実はこの米国人男性は男娼で、インド人男性に買われ、ホテルの部屋に行った後に、条件で折り合いがつかず口論となり殺害したとか……。
この米国人男性はタイに滞在しながら男娼として生計を立てていたそうですが、改めてタイはなんでもありだと
思わされた事件でした。
赤服幹部ジャトゥポン氏収監=活発化する政治的駆け引き
そしてもう一つのニュースは、白熱する選挙戦のニュース。
報道によると昨日12日、7月に行われる総選挙に向けて各政党が相次いで会見を開きました。ボクシング世界戦を19度防衛したタイの英雄・カオサイ選手を擁立したチャートタイ・パッタナー党を始め、テニスのパラドン選手を擁立した民主党。そして政財界の大物を複数担ぎ出したプゥア・タイ党。政界の風雲児と称された元ソープ王のチュウィット氏も新政党を立ち上げ会見を開きました。
*タイポストの報道。
華々しい会見とは裏腹に政治的駆け引きも活発化。赤服幹部で元下院議員のジャトゥポン氏は、不逮捕特権が無くなった途端に検察から保釈取り消しが行われ12日収監。同じくニシット氏も保釈が取り消され収監されました。
また昨日お伝えしたプラチャー元議員。暗殺されかけたところを命拾いしましたが、昨日の会見で、ある議員の息子から脅迫を受けていた事を明らかにしました。これから投票日までの間、選挙戦は表裏共に白熱する模様です。
*当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。