中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年05月17日
報道によると、タイ初の女性首相というブランドが新鮮なイメージをもって有権者にとらえられている様で、早速
財界各方面から支援が集まっている模様です。
海外逃亡中にタクシン派をコントロールできなくなり、親族以外を信じられなくなったタクシン元首相の戦略が皮肉にも功を奏した形となりました。
離反が予想された党体制も一枚岩に
またインラック氏を首相候補に選んだ場合、プゥア・タイ党は権力闘争により空中分解するのではと見られていま
したが、世論の予期せぬ好印象と、資金調達の容易さにか、こちらも一時的に挙党態勢を築く事に成功した様です。
*サイアムラットの報道。
上の写真をご覧の通り、左から離脱をほのめかしていたミンクワン氏、そしてインラック氏、首相候補になれな
ければ数十人の議員を引き連れ離党すると思われていたサノ派のサノ氏。一番右が人一倍野心家のチャルーム氏。
これまで全く政治経験の無いインラック氏がどこまで党の結束を維持できるか、そして単独過半数が困難と見られている今、いかにして守旧派の連立を切り崩せるかに注目が集まります。
幽霊をテーマにしたお粥店が大人気
そしてもう一つのニュースは幽霊をテーマにしたお粥店が密かに若者の間で人気を博しているという話題。
このブログで紹介した事のある幽霊テーマパーク・マンションセブンや幽霊居酒屋など、ここ1~2年、タイでは幽霊をテーマにしたお店が多く出展されていますが、ラップラオにある「The Shock カオトム・ピー」は若者の間で人気となっています。日本語で幽霊のお粥。
怪談の語り芸能人として有名なDJポンさんがオーナーで、営業時間も日没から午前4時迄という凝り様。メニューには棺形のお皿にもられた地獄鍋や、頭を取った海老フライ・ピーフワカート(首無し幽霊)等……。
タイではテレビニュースで幽霊の話題が取り上げられるなど身近に幽霊の話題が多くありますが、このお店はぜひ行ってみたいですね。
*当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。