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北京ダックにご用心!激安真空パックは“全部”ニセモノ―中国北京市

2011年05月18日

北京の土産物屋をのぞけば、必ず売っているのが真空パックの「北京ダック」。北京一の名店として知られる「全聚徳」ブランドがずらりと並ぶ。お店で食べるよりも、ずっと安いというお得な一品だ。だが、販売されている“激安”製品は全部、劣悪なニセモノ製品だという。2011年5月18日付新華網を参照した。


烤鸭皮 Crispy Roast Duck Skin - Quanjude Melbourne / avlxyz



悪臭発する北京ダック

発端となったのは、ネット掲示板・天涯社区の書き込み「私は北京で騙された」。スレ主は北京市繁華街の土産物屋で「全聚徳」ブランドの真空パック・北京ダックを購入。ところが開けてみると、袋の中には味噌だれの大袋が2つと、悪臭を発する肉が入っていたとのこと。掲示板には、「私も騙された」という書き込みがいくつも書き込まれた。

新華社記者が北京市の繁華街、観光地を回ると、「全聚徳」ブランドの北京ダックを売っている土産物屋がずらり。驚くほどの安さで、中には「1羽15元(約190円)。2羽購入すればもう1羽をプレゼント」というお店も。記者は各地で計7袋を購入したが、いずれも中身は悪臭を発するひどいもの。中には骨ばかりのものまであったという。


全部ニセモノ!

北京全聚徳三元金星食品有限公司。「全聚徳」ブランドの真空パック・北京ダックを作っている正規業者によると、正規品の生産コストは40元(約500円)以上。スーパーなどへの卸価格は68元(約850円)に設定されている。小売価格は90元(約1130円)程度が相場だ。

つまり、卸価格68元より安い値段で売っているものはすべてニセモノ。北京駅や前門など繁華街で売られている激安お土産は全部ニセモノだったということに。新華社は「首都でこんなものを売っているなんて国の恥だ」とのネット民の指摘を紹介しているが、大きな袋を日本まで持って帰ってがっかりした日本人旅行客も少なくないのではないだろうか。



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