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2011年05月20日
こちらは単体のアカウントというわけではなく、各支社や関連アカウントを含め、どれくらいのアカウント数を各銀行が開設しているかというデータです。
建设银行が55アカウントでトップ、続いて招商银行が51アカウントで2位。その後は交通银行、中国银行、民生银行という感じで続いていきます。
こちらは粉丝数(フォローされている数)を各銀行毎にランキングしたものです。
これも単体のアカウントではなく、関連アカウントを含めた合計で算出されていますが、本体単体で30万フォローワー超の招商银行が断トツのトップにたっています。
その後は建設银行、兴业银行、中国银行、光大银行などと続いていきますが、桁が違いますね。
特徴として見られるのは招商银行や光大银行には本体ともいうべきアカウントが見られるのですが、その他ランキング上位の銀行には本体というのはなく、地方や関連するアカウントしかありません。
光大银行のアカウントを先程確認したところ既にフォローワーが調査時点の約3倍にあたる7.7万人ほどに急増していたので、本体アカウントをしっかりと作り、その上でサブアカウント的なものを作っていく、というのが現時点良い戦略なのかもしれません。
こちらは3〜4月の各銀行毎のツイート数です。
浦发银行は例外ですが、やはりフォローワー数ランキング上位の銀行がツイート数も多い、という結果になっています。
で、そもそも銀行の公式アカウントはどういったツイートをしているのかというと、招商银行を例にあげれば何も銀行のサービスや宣伝などだけを当然しているわけではなく、ニュース関連や世間話、交流などと幅広いツイートを行っています。
他の企業アカウントなどにも見られることですが、まずは微博を通して親しみをもってもらい、その中でさりげなく宣伝を入れてくというのが、特に顧客接点の強い業種では定石なんでしょうね。
銀行の公式アカウントは2月末時点の37企業から51企業へと増え、今後もその傾向は強いと同レポートにも記されていました。今後、どういった取り組みを行っていくのかも含め注視していきたいと思います。
情報元:中国金融网
*当記事はブログ「中国マイクロブログ(微博)雑記」の許可を得て転載したものです。