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「強制排除1周年の赤服デモ開催」「チャリット元空軍司令官を枢密顧問官に任命」―タイ・ニュース

2011年05月20日

強制排除1周年の赤服デモ開催参加者は数万人規模に

5月20日のニュースは昨日19日に行われた赤服(UDD)による大規模集会と総選挙に向けての動きについて。

報道によると昨日行われた赤服(UDD)による昨年の暴動及び強制排除による犠牲者を追悼する集会は、午後2時の時点で1万人以上の参加者を集め、その後数万人規模にまで膨らんだ様です。当然周辺地域の交通は完全麻痺。

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ポストトゥデーの報道。

*当記事はブログ「バンコクでコンサルティン」の許可を得て転載したものです。

CW及びISETANは午後3時に急遽閉店する事態となりました。危惧されていた警備の警察官との衝突などは発生しませんでしたが、参加者の数は予想を遥かに上回った様です。


プゥア・タイ党が「1」番をゲット=総選挙政党別番号抽選会

そして昨日タイ選挙委員会によって総選挙用政党別番号の抽選会が行われましたが、タクシン派プゥア・タイ党は「1」、民主党は「10」番となりました。

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PDNの報道。

車のナンバーにしろ数にこだわるタイ。選挙番号「1」番を勝ち取ったプゥア・タイ党。さい先が良い様です。一桁台にタクシン派と連立を組む可能性が高い政党が集まっているのも興味深いですね。


チャリット元空軍司令官を枢密顧問官に任命

また、この時期を見計らってか、チャリット元空軍司令官、(2006年のクーデター時に一時的に軍政トップを努めたチャリット氏)が枢密顧問官に任命されました。

枢 密院と言うとタイ国王を補佐する事実上タイ国で最高位の機関ですが、国王様によって任命されるものの、実際の指名は内閣や枢密院によって行われ、その半数 を元軍人が占めます。この時期にクーデター時のトップが任命されると言う事は、「先のクーデターが正統なものである=タクシン元首相派は国王の敵である」 というイメージを植え付ける意図があるのかもしれませんね。

*当記事はブログ「バンコクでコンサルティン」の許可を得て転載したものです。


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