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温家宝首相、李明博大統領が福島入りも……、日本の要請に中国メディアは不快感―中国コラム

2011年05月21日

日本はそろばん弾くな。そして中国に近寄れ

先日、「日中韓首脳会議は福島市で開催したい。中韓に打診中」との菅直人首相の意向が報じられました。

最終的に3首脳が福島県被災地を訪れる事で決着。21日午後に温家宝首相、李明博大統領が福島入りしました。ですが、訪問を前に人民日報傘下の環球時報が一連の日本側の対応について社説を発表しています。


after Tsunami / Jun Teramoto


*当記事はブログ「
中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

■日中韓首脳会議中国紙、福島開幕式案めぐり批判(産経新聞、2011年5月19日

【北京=矢板明夫】中国共産党の機関紙、人民日報傘下の環球時報は19日付紙面に「中日韓首脳会議で、日本はみみっちい計算をするな」と題する社説を掲載し、開幕式など関連行事の開催場所決定をめぐる日本側の対応を厳しく批判した。日本側は当初、首脳会議の開幕式を福島市で開くことを打診したが、中韓が難色を示したことで断念。結局、3首脳が福島市を訪問した後、東京に戻って首脳会談を行うことで合意した。

環球時報は、中国と韓国との調整がまだ終わっていない段階で、日本政府高官が「菅(直人)首相は開幕式を福島県で行うことを強く要望している」と日本メディアに語ったことに対し強い不満を示した。「(福島での開幕式を実現しようとして)メディアを利用して中国と韓国に圧力を加えるやり方だ」と決め付け、「外交上の礼儀を失しており、常識にも反する」と厳しく批判した。

さらに「今回の首脳会議で議論しなければならない重要な課題は多くあるのに、(自らの支持率を上げようと)国内政治の損得勘定でそろばんをはじいた。首脳会談を利用してはいけない」と結論づけた。
上手くまとまっていますが、この社説には続きがあります。

中日韓首脳会議、日本は細かい計算をするな(環球時報、2011年5月19日)

今回まれに見る震災は中日を接近させた。天災に国境は無い。日本の核汚染は中韓の隣国が最も注目するところだ。日中韓首脳会議が何処で開かれるかが重要なのではない。

重要なのは三ヶ国の首脳が一緒に座り、手を繋ぐ事だ。更に重要なのは、中国が手を伸ばしている。この様な誠意は、日本からすれば得がたいチャンスであると、日本首脳が冷静に意識すべきである事だ。

元朝日新聞の主筆だった船橋洋一は『フィナンシャルタイムズ』に寄稿し、「中国は日本の震災後の重要なカギとなるだろう。日本は過去と決別し、中国に接近する時だ」と指摘している。

更に多くの日本の友人が船橋洋一の文章を真剣に読むことを期待し、中日韓首脳会議の成功を願う。
今のところ中国は手をさし伸ばしていないので、これから温家宝が被災地入りして泣いたりするのにまんまと引っかかれ、という意味なのかなと思いました。しかし、「菅直人の要求の後では、被災地慰問の意味合いが変わってしまう」みたいな事も書いているので、ちょっと違うのかもしれません。

読後に気持ち悪さを残す社説。しかも議論すべき課題はあるといいながら、日中が手を繋ぐのが大事とか言っちゃう支離滅裂ぶり。中国様が近づけとおっしゃっているので、近寄らないよう注意したいと思うところですが……。

*当記事はブログ「
中国という隣人」の許可を得て転載したものです。

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 コメント一覧 (1)

    • 1. ダメダコリァ !!
    • 2011年09月12日 22:34
    • なぬ?
      それは違うあるよ
      本当は破壊された
      日本の工業地帯を探り
      支那と朝鮮がTOPが雁首揃え
      日本にそろばんを弾きにきたのが
      真実あるね

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