中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年05月25日
そしてもう一つは、同じく23日、南部ナコンシータマラート県で、妊娠7~8ヶ月の女性(24)が刃物で切り刻まれて殺害された事件で、警察は夫の男性(30)を指名手配。近隣住民の話しによると、夫婦間で痴話喧嘩が絶えず、男性が行方をくらませている事から、この男性が殺害したものとして警察は行方を追っています。どちらも妊娠している女性が殺害された事件。男性側に少しの優しさがあればと思える悲しいニュースですね。
インラック人気急上昇=アンケート「誰を次期首相に望むか」で1位
そしてもう一つのニュースは、先日のブログで、総選挙に向けて政党支持率の話題をお伝えしましたが、今日はバンコク大学が行った「誰を次期首相に望むか」というアンケート結果の話題を。
報道によると、首都圏を含む多くの地方でタクシン派プゥア・タイ党の支持率が与党民主党を凌ぐ中で、次期首相に望む人物にプゥア・タイ党のインラック氏(26.9%)が1位に選ばれました。2位には現首相のアピシット氏(17.4%)、そして3位には意外にも政界の寵児と言われるチュウィット氏(3.6%)。
*BangkokPostの報道。
政治経験の無いタクシン元首相の傀儡と噂されるインラック氏ですが、鋭い論調と庶民的なイメージ、それにタイ初の女性首相と言う追い風もあり、思いがけず人気が急上昇している様です。民主党は連立維持を表明している事から、プゥア・タイ党に過半数を取られなければ安泰と考えている様ですが、もしかしたらもしかするかもしれませんね。
*当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。