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テンセント、ソーシャル・アプリ開発にファンド設立=600億円超を準備―中国微博情報

2011年05月26日

腾讯(Tencent)、50億元のファンドを準備へ 微博をはじめとしたソーシャル系ビジネスを強化

先日北京で行われたインターネット系イベントで、腾讯(Tencent)は今後50億元(約631億円)のビジネスファンドを準備し、その大部分をマイクロブログ、QQなどソーシャル系ビジネスの強化にあてていくと表明しました。

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微博、QQなどソーシャル系への投資は主にWebサイト連携、微博や各種QQ上で動作するアプリケーション開発支援などにあてていくとのことです。

*当記事はブログ「中国マイクロブログ(微博)雑記」の許可を得て転載したものです。

現在、 腾讯(Tencent)は腾讯微博QQ IMQQ空間など数多くの人気ソーシャルサービスを抱えていますが、最近は腾讯微博の躍進がめざましく、ユーザー数1.6億人(うちアクティブユーザーは9300万人)、月間ツイート数は12億件を超えているそうです。
(関連記事「1000万オーバーが11人!フォロワー数トップ50(11年3月)―中国微博情報」KINBRICKS NOW、2011年4月19日)

以前お届けした有効フォローワー率の話題、つまりゾンビユーザーと呼ばれる実質的には活動していないユーザーが相当数を占めているのはとの疑問が伝えられていました。腾讯(Tencent)もこのニュースを知って、上記の数値で反論を行ったようです。

ただ、アクティブユーザー数が9700万人で月間ツイート数が12億件ということは、1アクティブユーザーのツイート数は1日1件に満たない0.41件という計算に。やはり、”疑問を払拭”とまでは行かない気もします。

腾讯微博は、フォローワー数ランキングの上位をほぼ独占するなど、有名人の取り込みには成功しています。一方で、草の根ユーザーと言われる一般ユーザー同士の交流という面では、ライバル・新浪微博と比較すると若干弱い感があります。その点については、同社も意識しているらしく、新浪微博でいうところの微群(グループ・ファンページ機能)の準備を進めていると噂されています。

600億円超ものファンドを使って、どんな魅力的なサービス、アプリ、取り組みが出てくるのでしょうか?、今後も注視していきたいと思います。

情報元:腾讯科技TechWebChinaVenture

*当記事はブログ「中国マイクロブログ(微博)雑記」の許可を得て転載したものです。


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