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2011年05月27日
「湖水面積が10分の1ってどういう状況?!」と驚いてしまうが、これにはちょっとしたトリックがある。鄱陽湖は元々、遠浅の湖で水位によって面積が大きく変動するのだ。
百度百科によると、平均的水位(14~15メートル)時の湖水面積は3150平方キロ。それが高水位(20メートル)の時は4125平方キロ、そして低水位(12メートル)の時は500平方キロに変化するという。古来、「夏秋は天まで水が続いていく、冬春は無限の荒野が広がる」とうたわれてきたゆえんだ。
草原に変わった中央部も例年、低水位時には露出する部分だという。とはいえ、本来ならば雨期にあたる現在、低水位になっていることは間違いなく異常事態。魚の養殖、水運、農業用水など付近住民に大きな打撃を与えている。
上記写真は鄱陽湖の現状を伝えるすばらしい1枚。素直に称賛したいのだが、一緒に掲載されている写真にあれっというものも……。
*写真は鳳凰網の報道。
草原の上に打ち上げられた魚……って、どう見ても草の上に置かれたようにしか見えないのですが……。やらせ?イメージ写真?ううむ……。