中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年06月08日
事故地点の下流には杭州市浄水場の取水口がある。5日には水道水から異臭が確認される騒ぎとなった。6日、杭州市政府は記者会見を開き、事故について説明したが、杭州市ではミネラルウォーターの買い占めなどの騒ぎとなった。
さて、先ほど「第一の危機」と書いたが、折り悪いことにほぼ同記事に「第二の危機も起きている。5日、杭州市余杭区の水源が汚染される事件が起きた。上流の臨安青山工業湖から化学物質が流出したものと見られ、河水からはスチレン系化学物質が検出されている。
*画像は新華網の報道。
当局の発表によると、すでに汚染物質は希釈されており、飲料水として使用しても問題はないという。ただし、「汚臭を気にしなければ」という条件付きではあるが。ただし、「念のため」飲むことは控えるようにとのお達しだ。6日午後から杭州市一部地域で水道がストップ、給水車が出動した。また7日から9日まで一部地域の幼稚園、学校が閉鎖されることが決まった。