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金融引き締め政策はやり過ぎ=機関投資家、エコノミストはハードランディングを懸念―中国

2011年06月09日

2011年6月9日、財経網は機関投資家及びエコノミストの多くが中国のGDP成長率予想を下方修正していると報じた。このまま景気低迷が続けばハードランディングのリスクが高まるという。


Shanghai World Financial Center / kanegen


4月30日の調査では第2四半期の経済成長率は前年比9.7%増と予測されていたが、6月9日は9.4%となった。

6月1日、中国物流・調達連合会は、5月期購買担当者指数(PMI)を発表した。前月比0.9ポイント下落の52にまで低下している。国泰君安首席マクロアナリストの李迅雷氏は「景気減速はすでに現実のもの」と指摘。今後も金融引き締め政策を続けるならば、ハードランディングのリスクは高まると指摘した。同氏は今年全年の成長率を8.8%と予測している。

ゴールドマンサックスと中国企業の合弁会社・高盛高華証券有限責任公司のアジア太平洋地区エコノミストの喬虹氏は、金融引き締め政策の強度、景気減速のペースはいずれも事前の予想を超えていると分析した。一方でインフレもいまだ減速していない。同氏は今年の成長予測を10%から9.4%に引き下げた。また5月のCPIが5.4%と高水準になると予想されていることから、金融政策変更のハードルが上がったと分析している。


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