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「投票ボイコットを促す動物看板が撤去」「2夜連続で父親殺害事件が発生」―タイ・ニュース

2011年06月10日

投票ボイコットを促す動物看板が撤去

6月10日のニュースはまず、総選挙ポスターに関する話題から。

総選挙戦まっただ中のタイ。街のあちこちに候補者のポスターが立ち並びますが、その中でもひと際目を惹くのが猿や犬等に背広を着せた図柄で「動物を国会にいれるな」「投票用紙には誰も選ばないにチェックを」と書かれた選挙ボイコットを促すポスター。

実はこれ、PAD傘下の団体が設置しているものですが、選挙管理委員会は8日、この看板及びポスターを撤去する事を決定しました。

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*プージャッカーンの報道。

*当記事はブログ「バンコクでコンサルティン」の許可を得て転載したものです。

これを設置したPAD傘下の仏教団体サンティアソークに属するプア・ファーディン党(天地のための党)は、汚職にまみれた選挙を止め、全議員を任命制にしようとしている団体ですが、これは元々09年末以降にPADを支援している方々の言葉です。

手を変え団体を変えてもやる事は一緒ですね。ある意味候補者ポスターよりも目立っていた動物看板。撤去されて少しは候補者の公約も有権者に届くでしょうか。


2夜連続で父親殺害事件が発生


そしてもう一つのニュースは2夜連続して発生した父親殺しのニュースを。

報道によると6日夜、東北部カラシン県で、父(46)と息子2人が口論の末、息子が逃げようとする父の頭を桑で撲殺する事件が発生しました。息子はその後逃走。

現在警察で行方を追っています。そして7日夜、同じく東北部のスリン県で、酒に酔った父が母を殴っていたのを止めようとした息子が逆に棍棒で殴られ、その後息子が父を包丁で刺殺するという事件が発生しました。

容疑者の供述によると父は日常的にお酒に酔って母に暴行を繰り返していたそうで、当日は我慢ができなかったとか。

私の印象ではここ3~4年の間に、タイにおける道徳観念が変化、もしくは大きく崩れていっている様な気がしてなりません。


大雨の影響で野菜価格高騰


下記画像はタイ各地での大雨の影響により倍近くにまで値上がりしている、タイ料理にはかかせないパクチー。他の野菜類も価格が急騰しているそうですが、今ならガイドブックによくある言葉「パクチーを入れないでください」も大歓迎かもしれませんね。

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ポストトゥデーの報道。

*当記事はブログ「バンコクでコンサルティン」の許可を得て転載したものです。


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