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2011年06月13日
今回発表された天翼QQスマートフォンは5社から提供される6機種です。
今回の6機種は全てAndroid端末でラインナップは以下のとおりです。
■ 中兴(ZTE) N600+
■ 中兴(ZTE) N606
■ 酷派(Coolpad) E239
■ 海信(Hisense) E89
■ 华为(Huawei) C8500S
■ 天语(K-Touch) E610
6機種ともに1000元(約12400円)スマートフォンと呼ばれるエントリーモデルで、天语(K-Touch)のE610以外は既に発売している製品かマイナーバージョンアップ版で構成されています。
"QQ"の名称を冠しているだけあって、QQメッセンジャー、QQ空間、QQブラウザ、そして腾讯微博など人気が高いサービス/アプリがプレインストールされています。
腾讯(Tencent)はQQメッセンジャーで6億とも言われるユーザーを抱え、最近は微博と呼ばれるマイクロブログも展開しており、同社も同分野には以降も継続的注力をすべく50億元(約620億円)の投資を行っていくことを発表しています。
(関連記事「テンセント、ソーシャル・アプリ開発にファンド設立=600億円超を準備―中国微博情報」KINBRICKS NOW、2011年5月26日)
今回の取り組みは、QQシリーズや腾讯微博のクライアント側としてモバイル端末、特にスマートフォン連携を強化していこうという戦略の一環ですが、今後も同社のモバイルソーシャル化戦略は見逃せませんね。
*当記事はブログ「Android/OPhone雑記」の許可を得て転載したものです。