中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年06月24日
■試合経過
ロンドン五輪男子サッカー・アジア2次予選は直接対決で勝ったほうが最終予選に進める勝ち抜き戦。ホーム&アウェーの2試合で勝負が決まる。19日の初戦、ホームでオマーンに0対1と敗戦を喫した中国には勝利が求められていた。
40度近い高温という悪コンディションの中、試合のペースはオマーンが握った。しかし、猛攻に耐えきった中国は後半24分、スローインからのボールを呉曦が華麗なボレーシュートで決め先制。条件を五分に戻した。
勝負はここからだったはずだが、またしても「カンフーサッカー」の悪癖が出てしまう。後半27分、曹赟定がオマーン選手の膝に前蹴りをかまし1発レッド。プレッシャーと高温で体力の消費が激しい試合で、中国は1人少ないビハインドを追って戦うこととなった。
*曹赟定のカンフーキック。
それでもオマーンの攻撃を必死で凌いだ中国は、ロスタイムにビッグチャンスをつかむ。フリーキックでゴール前に上がったボールは、DFとGKの間をすり抜け、後ろから飛び出してきた雷騰龍の元へ。これを確実に流し込んでゴールを決めた。最後の最後でオマーンに勝利した!と思ったのも束の間、副審はオフサイドとのジャッジ。ビデオ映像を見ると、オフサイドではないように見えるが……。
*ロスタイム、幻の決勝ゴール。
*補足:TwitterでYAPONLUQさんよりコメントいただきました。
線審が旗をあげるタイミングを見ると、FKの瞬間ではなく2番の選手のスネにあたったという判断ですかね。角度によってはあたったように見えなくもないです。なるほど、だとすると誤審ではなくて正しいジャッジですね。中国ではもう大誤審or八百長で決着がついていそうな感じですが。
クウェート 2-1 日本
UAE 1-1 北朝鮮
イラン 0-2 イラク
ヨルダン 1-1 韓国
オマーン 3-1 中国
パレスティナ 1-2 バーレーン
インド 1-1 カタール
トルクメニスタン 0-4 シリア
マレーシア 2-1 レバノン
ベトナム 1-4 サウジアラビア
香港 0-2 ウズベキスタン
イエメン 0-4 オーストラリア
(太字は最終予選進出チーム)
リアルタイムで観てたけど、あれはオフサイドじゃないな。