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ユネスコ脱退で守旧派・PADが支持表明=窮地の民主党巻き返しか―タイ・ニュース

2011年06月29日

ユネスコ脱退で窮地の民主党巻き返しか

ユネスコがカンボジアによる管理権を認めた事により、タイがユネスコを脱退したニュースの続報をお伝えします。報道によるとプラユット陸軍司令官が、「プレアビヒアの国境沿いにカンボジアが軍を集結させている」と主張し、国境沿いに「警備」の名目で軍備の増強を開始しました。もちろんカンボジア側が軍備を増強している事実は確認できなかったのですが、結果的にタイ軍の軍備増強に備える様にカンボジア側も警備を強化。再び緊張が高まっています。

全画面キャプチャ 20110629 190053
デイリーニュースの報道。


*当記事はブログ「バンコクでコンサルティン」の許可を得て転載したものです。


またプラユット陸軍司令官は脱退を表明したスウィット天然資源・環境相を絶賛。アピシット首相もユネスコのイリーナ事務局長の対応を非難し、ユネスコ脱退を支持した事で、脱退・徹底抗戦を主張していたPAD(黄服)は来月1日に予定していた反政府集会を中止。アピシット民主党政権を賞賛しま した。

PADと根っこを同じくする「No Vote(投票するな)」と訴えていたグループも、民主党へ投票する可能性が高くなりました。これで窮地に追い込まれていた民主党も、PAD支持者や守旧派の支持を得られ、少しは総選挙で盛り返す事ができるでしょうか。

*当記事はブログ「バンコクでコンサルティン」の許可を得て転載したものです。


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