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2011年07月03日
30日、台湾・最高法院検察署特捜部は李元総統を国家機密費780万ドル(約6億3100万円)横領の容疑で起訴した。李元総統の就任期間は1988年から2000年。横領容疑は在任期間初期のもので約20年前の事件となる。この問題では2003年に国家安全局の元会計長が起訴されていたが、法廷では無罪が確定している。その後も検察は捜査を続け、新証拠を発見したことで起訴に踏み切ったという。
1日、李元総統は自らの言葉で容疑を否定した。
総統は国と国民のことを考えるべきで、そのために有利になるように決定を下す。執行の詳細について詳しくは知っていない。訴訟については弁護士に任すことになるだろう。ただ、真っ白な布が黒く染められるようなことはありえない。この世界に正義はなくとも、神の存在を信じている。