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2011年07月03日
式はまず上海虹橋駅2階広場で始まった。24組のカップルが登場。天地、両親、そしてパートナーに礼を下の地に指輪を交換してキス。そして24組で一緒に愛の誓いを宣誓した。その後、新婚夫婦たちは北京・上海間高速鉄道に乗り込んだ。列車内をねり歩き、乗客にお祝いのキャンディーを配って回る。旅客からは祝福の言葉が贈られ、デジカメのフラッシュが炊かれ続けた。
集団結婚式に参加した新郎新婦は鉄道関係者たちばかり。信号技師から線路敷設工、さらに運転士までいる。その1人、厳卿さんは昨年12月3日、北京・上海間高速鉄道のテスト運行中に時速486.1キロの世界記録を打ち立てた運転士だという。
それにしても奇抜というか、謎というか、なんとも不思議な企画だ。話題作りを狙ったのか、急ピッチでの高速鉄道建設と準備に頑張った職員へのねぎらいなのか、あるいはその両方か。ともあれ、普通では体験できない忘れられない結婚式であることは間違いなさそうだ。
*画像は鳳凰網の報道。ほか写真多数。