中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年07月04日
この児童養護施設では、71人の孤児たちが暮らしている。下は生後数カ月の赤ちゃんから上は高校生まで。親に捨てられた子どもたちはこの施設に引き取られた時に「党」という新しい名字を得た。そして7月1日が新しい誕生日となる。
この日、ボランティアが施設を訪れ、子どもたちにプレゼントを贈った。それは革命関連書籍60冊。子どもの頃から中国共産党の革命の歴史を知ることで、今の幸せな生活のありがたみがわかるはずだと考えたのだという。
子どもたちはこのプレゼントに大喜び。ボランティアの似顔絵を描いて、お返しのプレゼントとしていた。
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建党90周年記念日となった7月1日の掲載記事。共産党の素晴らしさを伝えつつ、さらにハートウォーミングッッッという狙いなのでしょうが、ちょっと切なすぎる内容なのですが。ボランティアのみなさんは革命書籍だけじゃなくて、プレステとかプレゼントしてあげて欲しい……。
ところで施設にいる子どもたちの名字が統一されるというのは、中国社会を驚かせた「邵氏“棄児”」の話と一緒ですね。こちらは一人っ子政策違反の子どもを親から引き離して施設に収容、さらに外国人に“転売”するというもっと恐ろしい話ですが。津上俊哉さんのブログ・エントリー「ベビー・ロンダリングの話」に詳しいので、興味がある方はぜひ。
なぜかこれを思い出しました→http://blog.goo.ne.jp/gokenin168/e/13d85be4109796288ff2183d1ce437e7