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タクシン元首相を貿易特使に!?裁判も再審の可能性―タイ・ニュース

2011年07月07日

タクシン元首相を貿易特使に!?裁判も再審の可能性

7月7日のニュースは、先の総選挙で大勝したタクシン派プゥア・タイ党が明らかにしたタクシン元首相の処遇についてのニュースから。

先の総選挙で大勝したタクシン元首相の末妹インラック氏を中心とするプゥア・タイ党内閣が2ヶ月以内に発足しますが、公約実現の為の政策発表が次々とされる中、選挙期間中には語る事のなかったタクシン元首相の処遇について徐々に明らかになりつつあります。

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タイポストの報道。

*当記事はブログ「バンコクでコンサルティン」の許可を得て転載したものです。


■タクシン元首相の裁判、再審査の動き

先月まではタクシン元首相を始めとする一部政治家や赤服、そして反タクシン派の黄服(PAD)を含める、今の国民対立に関する全ての人間に恩赦を与える事で国民和解をと呼びかけていました。しかし、民主党の強硬な反対や国民の間で論争が起きることが予測される為、先にタクシン元首相が実刑判決を受けた裁判そのものを再審査する動きがある事を認めました。

残念ながら今のタイでは、時の権力者によって法律の運用が変化する人治国家色が強い事は否めませんが、まさか裁判自体をやり直すとは大胆な手法にでましたね。


■タクシン首相を貿易特使に!?


そして海外逃亡中のタクシン元首相に対して、貿易復興の為の役職を与えると言う意見まで上がっているとか。

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Bangkok Postの報道。


現在タクシン元首相は第3国パスポートにてドバイに滞在していると言われていますが、正式にタイ国パスポートと役職を与える事により自由に動ける様にし、元首相の人脈を生かしたタイ貿易の活性化をはかり、できるだけタイ国内に滞在しない事で、帰国による混乱を避ける狙いがあるようです。どちらにしろ反タクシン派の猛反発は必至ですね。

私個人的には帰国後禁固2年の刑に服し、堂々と政治活動を行う方が良い様な気がしますが、これは日本人的考えでしょうか。

*当記事はブログ「バンコクでコンサルティン」の許可を得て転載したものです。


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