中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年07月08日
首相に就任するとされているインラック氏は昨日会見を行い、連立政権の最優先課題を発表しました。その内容はどれもアピシット政権下で悪化した物価高騰や
カンボジアとの関係修復、そして国民和解など、国民の多くが望んでいるものであり、インラック氏は就任早々にとりかかると発表。
その一方で昨日表明したタクシン元首相の経済特使任命は、方々から反発が起きた事もあり、完全否定しました。政治経験に乏しいと非難されているインラック氏ですが、長年チナワット財閥企業の経営者として敏腕を奮って来た経験値に期待が膨らみます。
■また!?タイ製のダイエット薬で日本人女性死亡
そしてもう一つのにニュースは、タイ製のダイエット薬で東京都内在住の20代女性が死亡したニュースについて。日本の厚生労働省の発表によると7日、タイから個人業者によって輸入されたタイ製のダイエット薬「MDクリニックダイエット」を服用していた女性が死亡したと発表しました。
報道によると、この女性の体内からは他の精神神経薬も検出されており、このダイエット薬が直接的な死亡原因とは断定できないものの、因果関係も否定できないと言う事です。
タイでは今年3月、大学入学間近の女性がダイエット薬の服用により死亡したケースが記憶に新しい所ですが、通称やせ薬によって精神異常をきたし自殺したケースも少なからず報告されています。厚生労働省ではこういった薬を海外から入手しない様に呼びかけています。
(関連記事:「「タイ警察が『殺し屋リスト』を公開」「痩せ薬を使ったダイエットで女性死亡」」タイ・ニュース、2011年5月16日)
厚生労働省の注意喚起はこちらからご覧下さい→厚生労働省ウェブサイト。
*当記事はブログ「バンコクでコンサルティング」の許可を得て転載したものです。