中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年07月10日
*動画が途中で切れていたので、肝心の信号弾射撃シーンがある後編を追記。といってもしょぼいですが……。面倒な人は2本目だけ見たらいいかも。
上記が問題の動画とのこと。この動画が話題となり、ウェブニュースでも取り上げられるほどの騒ぎとなった。これに対し、中国国防部は明らかなでっちあげとのコメントしている。なるほど、F-2戦闘機は青空を飛んでいるのに、Y-8MPAの背景は曇り空だ。自衛隊の広報用動画に中国機の映像を混ぜただけという感じだろうか。もっとも中国機に対するスクランブル発進自体は日常茶飯事ではあるのだが。
中国国防部が速攻で火消しコメントを出したが、南シナ海問題が一段落するまでは尖閣絡みで大きな動きはないのではと予想している。とはいえ、世論が盛り上がってしまっては政府も無視できず、外交にも影響が生じる。今回の動画は、尖閣ネタが中国ネット民を一気に燃え上がらせる格好の素材であり、日中関係急変をもたらしかねない危険要因であることを改めて印象づけた。
*写真は西陸網の報道。他写真多数。
*このネタで盛り上がっている中国ネット掲示板
【中华论坛】传日本空军战斗机在东海对中国军机猛烈开火?
惊心动魄:日本F2据称在东海上空对中国军机开火
尖閣の衝突で船長逮捕 → 無関係のビジネスマンを逮捕監禁
とかあったし・・・
「撃墜しちゃった中国が世論操作で捏造報道したのかな?」と疑ってしまう