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珠江デルタの障害児出生率は全国平均の1.5倍=環境要因、医学の進歩などが原因に―中国

2011年07月10日

2011年7月8日、広東省広州市で世界人口デー座談会が開催された。席上、経済発展で先行する珠江デルタ地域で、先天性障害がある新生児の出生率が周辺地域の4倍に達していることが明らかにされた。9日、羊城晩報が伝えた。


玩具总动员 / ywan248


毎年7月11日は国連人口基金(UNFPA)制定の世界人口デー。1987年7月11日に世界人口が50億人を超えたことを記念して制定された。座談会は世界人口デーを記念して、広東省政治協商会議人口資源環境委員会、広東省人口計画生育委員会、広東省人口学会が共催した。

席上、過去10年の出産統計から、東莞市など珠江デルタに属する都市の先天性障害がある新生児出生率が2.82%と高いことが明らかにされた。湛江、韶関など周辺都市の比率は0.6%。4倍もの高さとなった。10年前と比べると倍増しているばかりか、全国平均と比べても1.5倍という高さだ。先天性心臓病、地中海貧血、ダウン症、神経管畸形、口唇裂が主な障害だという。

座談会では、汚染など環境要因が主要な原因になっていると認めたが、それだけではなく医学の進歩が障害児増加につながっているとも説明された。分娩技術の向上に伴い、未熟児など以前ならば生まれてくることができなかったような子どもも安全に出産できるようになったことで、障害児出生率が上がったという。また妊娠中の仕事のストレスも原因の一つだと指摘された。


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 コメント一覧 (3)

    • 1. 憂国の志士
    • 2011年07月10日 20:46
    • はじめまして。いつも拝見しております。これからも頑張ってください。医学の進歩で奇形児が増えるのなら、全世界でそんな現象が見られると思うのですがね…。朝鮮や中国で産まれる子供たちが可哀想です。こういう事にこそ、アグネスや児童保護の団体が動くべきだと思うのですが?
    • 2. Chinanews
    • 2011年07月10日 21:43
    • >憂国の志士さん
      コメントどうもです。
      環境要因、医療の進歩、妊婦のストレスと3つの要因があげられていましたが、どの要素がどれだけ影響を与えているのかが知りたいですよね。大規模な調査が必要なんでしょうが。

      環境汚染がどれだけ健康被害を生み出しているのか、正確な被害が分かってくるのはこれからなんでしょうか。とほほ。
    • 3. 憂国の志士
    • 2011年07月11日 06:24
    • 調査は実施されないと思いますよ。中国は金と権力で動いてますから。子供がいくら犠牲になろうが、私腹を肥やせれば構わないって考え方ですね。だから医学の進歩が原因なんて、バカバカしい発表ができるんでしょうね。

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