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北京・上海間高速鉄道の車両トラブルはセンサーの故障とソフトウェアの欠陥が原因―中国メディア

2011年07月15日

2011年7月14日、財新網は、12日に起きた中国最新鋭高速列車CRH380Bのトラブルの原因はセンサーの故障と制御ソフトウェアの欠陥によるものと報じた。

6月30日に鳴り物入りで開業した北京・上海間高速鉄道だが、10日と12日に停電トラブル、そして13日には車両トラブルが発生している。

 
CRH3 at Beijing South train Station / olekvi


ある業界関係者によると、「13日のトラブルはセンサーの故障により速度を上げられなくなった」ためだという。中国鉄道部の内部通達で報告されている。

トラブルが起きたG114は、ドイツのICEをベースとしたCRH380B(中国北車集団製造)。このほかに日本の新幹線をベースとしたCRH380A(中国南車集団製造)が存在する。列車には複数の速度センサーが搭載されており、1個が故障しても運行を続けることは可能なはずだが、ソフトウェアが故障したセンサーの情報を無視することができず、速度を上げられなくなってしまった。

本来ならば中国北車集団が対処しなければならない問題だが、CRH380Bの制御ソフトウェアは同社製ではないため、手を着けられないという。ソフトウェアはどこが作っているのかまでは記事では触れられていないが、ドイツ企業が担当している可能性もありそうだ。

なお中国北車集団の技術者はメディアの取材に答え、「トラブルは自動保護システムが作動したため。速度を制限することで旅客の安全を確保した」と胸を張っていたというが、「自動保護システム」なるものは存在しないと上述の内部関係者は暴露している。


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 コメント一覧 (3)

    • 1. ( ^-^)_旦""
    • 2011年07月15日 17:00
    • 「腐ってやがる、まだ早すぎたんだ」のAAが目に浮かぶ・・・
    • 2. 30秒で修理しな
    • 2011年07月15日 20:34
    • >ソフトウェアが故障したセンサーの情報を無視することができず、速度を上げられなくなってしまった。

      これは縮退運用として正しいソフト設計。

      >CRH380Bの制御ソフトウェアは同社製ではないため、手を着けられないという。

      センサ(ハードウェア)のエラーハンドリングでソフトが異常状態を制御したんだからセンサを交換すれば直るし、逆にそうしないと直らない。ソフトに手をつける必要は無い。

      以上からどこかで確実にウソをついていることが分かる。
    • 3. Chinanews
    • 2011年07月15日 22:25
    • >( ^-^)_旦""さん、「30秒で修理しな」さん

      ちょっとトラブル多すぎですね……。14日も3件のトラブル、しかも車両のトラブルっぽいものが発覚しましたが、ここまで続くとなにか構造的な欠陥があるのではないかとうたがいたくなりますね

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