中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年07月17日
「2011年度全国軍事施設保護執法検査」なるものが実施されていた由。6月初頭から7月10日にかけ、中国7省・市の軍事施設の状況について調査された。検査グループのトップである中国人民解放軍総参作戦部の孟国平副部長によると、「全般的に良かった。でも……」とのこと。
問題はこの「でも……」の部分。一部の軍事基地は周辺の開発に伴い、基地機能に支障をきたす事態にいたっているという。
・軍用道路が気づいたら占拠されているっていうか勝手に使われている。それどころか基地の真上を高速道路が走っているという例も(T^T)。
・地方政府が勝手に「軍事立ち入り禁止地域」「軍事管理地域」の立て札をどかどか立てている……(T^T)。
(勝手に軍事管理地域を作っては好き放題利用しているということか)
・北京市ではレーダーが高層マンションに包囲されていたなんて例も(T^T)。
・鄭州市では6年前に郊外に移転したばかりなのに、もう周囲は高層マンションだらけに。離着陸の飛行ルート確保に四苦八苦(T^T)。
・ハルビン市の空軍射撃演習場。市政府が航電枢紐プロジェクト(船舶通行用の河道確保と水力発電を目的とした堤防)建設を強行して水没した(T^T)。
・広西チワン族自治区北海市。規則違反の超高層建築の影響で、レーダーの探査範囲が60%に減少しちゃった……(T^T)。