中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年07月18日
今回のドイツ大会は、第6回目の女子W杯。従来の優勝国は第1回、第3回大会を制した米国、第2回大会のノルウェー、第4回、第5回大会のドイツと3カ国しかなかった。ここに日本は名を連ねることになる。
アジアのチームが優勝に最も近づいたのは1999年の第3回大会。中国が米国に挑み、0対0で120分を戦いPK戦の末に敗れた。今回、日本は米国と戦ってやはりPK戦にもつれ込んだが、中国では12年前を思い出し因縁を感じた人も少なくなかったようだ。
現在は低迷しているとはいえ、かつての女子サッカー強豪国・中国では、女子ワールドカップに関するニュースもさかんに報じられている。日本の快進撃は驚きを持って受け止められた。
18日付捜狐は「アジアの奇跡!日本の神話!」とこの勝利をたたえた。歴史的問題に由来する日本への負の感情はあるが、日本サッカーと日本スポーツにはただ称賛し敬服することしかできないと最大限の賛辞を送っている。18日付新浪スポーツは沢選手と宮間選手を取り上げ、中国代表の前に立ちはだかってきた2人がワールドクラスのスターであることを証明したと激賞した。