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超混雑の中国路線バスは女性と痴漢の戦場だった……重慶市政府、痴漢対策ハンドブックを発表

2011年07月20日

中国も夏真っ盛り!自然と女性の露出度も高くなるわけですが、じろじろ見たり、盗撮したり、痴漢したりする輩もどかっと出現するわけで。痴漢被害を防ぐべく、19日、重慶市は初となる「女性夏季路線バス乗車注意ハンドブック」を発表しました。2011年7月20日、重慶晩報が伝えた。

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*先日、中国のネットで話題となったネタ写真。全力でのぞき見するおじいちゃん。


■細かすぎる注意

さて、その「女性夏季路線バス乗車注意ハンドブック」の中身について。

Q:通勤の混雑時、もし痴漢されたと思ったらどうすればいいでしょう?

A:おしりや胸を触られた感覚があれば、ただちに相手の手をつかみ大声で叫んでください。黙っていれば、相手を勢いづかせるだけです。

ワンポイントテクニック:わざとじゃないふりをして相手の靴を踏みつけたり、ブレーキの際に慣性を利用して相手と距離を置くのもあり。それでもつきまとってくるようならばただちに警告せよ。黙っていてはダメだ。大声で周囲に助けを求めるか、あるいは次のバス停で下りなさい。

Q:ミニスカートを身につけるのが好きな女性はのぞかれたり盗撮されたりするのが不安です。どうすればいいでしょう?

A:女性客はできるだけコーナーに立つように、前後の乗客から距離を取るようにしてください。ときおり左右を確認。よからぬ企みを持つ者をチェックします。

ワンポイントテクニック:ミニスカの女性は2人がけの座席に座らないほうがよい。車両全部にある2人がけの座席は少し高くなっており、のぞかれるリスクが高まる。また後ろ側出口のすぐ後ろの座席は、前に柵しかなくのぞかれやすいので座らないほうがいい。

Q:キャミソールを着るのが好きな女性は、混雑時、じろじろ見られていないか不安です。

A:バスの後部は一段高くなっています。そこにいる乗客は高い位置からのぞきこんできますから、近くにいないのが吉です。

ワンポイントテクニック:キャミを着ている女性客は後部に近づかないようにしよう。それから、もし運転手が「後ろにつめてください」とか「つり革をしっかりもって」と叫んだり、急ブレーキを踏んだとしても怒らないであげよう。おそらく運転手はあなたの近くにスケベ野郎がいると教えてくれているのだ。

やたらと細かいのですが、こんなにたくさんのことに注意しないと女子はバスにも乗れないのでしょうか?!黙っていては相手をつけあがらせる!とか盛り上がっておきながら、「あるいは次のバス停で下りましょう」とか、結局女性の自衛手段は考えているけど、痴漢を取り締まることは考えていないような……。


■高等技術編

さて、記事ではハンドブックに載っていない高等防御テクニックも紹介しています。

・ゴルゴ……?!
バスに乗る時は手でしっかりと取っ手をつかむ。その時、胸の前にひじ一つ分の空間を確保し、前後の乗客と一定距離を開けること。できれば後ろ側出口付近の柵の前に陣取りたい。柵と壁で二方向の安全を確保できるからだ。もしそれ以外の方角から脅威が来た時は、自分のひじをしっかりとつかみ、ガード姿勢を整えたい。

・体当たりで撃退
つり革を持っている時、別タイプの痴漢と遭遇する危険がある。つまり同じつり革をつかむふりをして、手を重ねてくる輩だ。その時は車が止まる時の慣性を利用し、痴漢めがけて強く体当たり。距離を確保しよう。

・軽蔑のまなざしで反撃
乗車時には雑誌か新聞を持っているのが望ましい。身を隠すことで注意をひく確率を下げられるからだ。もし、それでもじろじろ見る輩がいれば、新聞で見られている場所を隠してしまい、その後、軽蔑のまなざしをむければよい。

うーむ、こういうの実践している女性っているんでしょうか?私は幸いなことに通勤ラッシュを味わう生活をしていないので、ちょっとうといのですが。日本の女性でもさまざまなテクニックを駆使している人、多いんでしょうね。日本の通勤電車ばりの混雑をみせる中国の路線バスも状況は一緒なのかもしれません。


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