• お問い合わせ
  • RSSを購読
  • TwitterでFollow

「夫がおぼれたんです、助けてください」「よーし、見つけてやるから7万円払え!」中国の民間捜索業者がすごい―南京市

2011年07月24日

2011年7月22日、江蘇省南京市の花神湖で、水泳をしていた40代の男性がおぼれて姿を消した。捜索のために民間業者がやってきたが、代金として6000元(約7万5000円)という高値をふっかけた。生存に一縷の望みをかけていた家族と30分にわたり、値段交渉を続けたという。23日、現代快報が伝えた。


花神湖 / Silly Jilly


事件が起きたのは午前11時ごろのこと。「助けてくれ」と叫ぶ声を聞いた通行人が見ると、湖の中で男性がおぼれていた。水草にからまれてしまった可能性が高いと見られる。目撃者の話では1分ほどもがいていたが、やがて水の底に沈んでいったという。

通報を受けた警察は現場に急行したが、救出するための装備がない。岸の周りをうろうろするばかり。やがておぼれた男性の妻がやってきたが、岸辺に置いてあった服を見て、「間違いなく夫のものです」と確認。大声で泣き出した。

午後2時、ようやく民間の捜索隊が到着した。事件発生から3時間が過ぎている。捜索隊は仕事前にまず妻との価格交渉からスタートした。「6000元(約7万5000円)。びた一文負けない」と言い張る捜索隊。「うちは家を立ち退かないといけないんです。子どももそろそろ学校でお金がかかる時期でして」と抵抗する妻。結局価格は3000元(約3万7500円)で決着。ようやく捜索隊は仕事を始めた。

その後、捜索隊は4時間もの間、捜索を続けたが、結局男性を見つけることはできなかった。船にのって遺体を探す捜索隊の周りでは、十数人もの人々がぱしゃぱしゃと泳いでいたという。


トップページへ

コメント欄を開く

ページのトップへ