中国、新興国の「今」をお伝えする海外ニュース&コラム。
2011年07月26日
アクティブユーザー数のデータは2010年第1四半期から時系列になっており、2011年第2四半期は前期比21.4%であったことが図から分かります。
また、同調査では1.7億人の内訳は腾讯微博が9,000万人、新浪微博が6,000万人、その他が2,000万人であろうという予測もされていました。
腾讯微博と新浪微博という2強体制の構図が改めて示されたわけではありますが、登録者数は腾讯微博が2億人で新浪微博が1.4億人であることがそれぞれから発表されていますから、今回の数値を単純に比べ合わせるとアクティブユーザー数がともに50%以下と非常に低い値になってしまいます。
もちろん上記比較は出処も違いますし、単純比較ができるものではないですが、先日のCNNICの発表もあわせて考えると中国微博市場での総登録ユーザー数は2.5億人で、アクティブユーザー数はその65%程度で1.625億人くらいなのではないか、というのが個人的な推測です。
2011年上半期、少なくとも第1四半期までは登録ユーザー数を増やすことに各社力点を置いていましたが、下半期に当たるこれからはアクティブユーザー数向上というのが一番のお題目になっていくと思われます。
腾讯微博、新浪微博だけでなく、そこに続く各微博企業含めどのような施策、サービスを打ってくるか、これからも非常に楽しみです。
情報元:易观数据
*当記事はブログ「中国マイクロブログ(微博)雑記」の許可を得て転載したものです。