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北京・上海間高速鉄道、連日の停電=不具合で停車も乗客の抗議で再発車―中国

2011年07月27日

2011年7月27日、北京晨報は、上海虹橋発北京南行きの北京・上海間高速鉄道G18が2回にわたり臨時停車したと報じた。

G18は午後3時に上海を出発。午後7時55分に北京に到着する予定だったが、到着は50分弱遅れた。その原因は臨時停車。上海駅を出発してまもなく昆山駅で臨時停車したという。その後、乗客の猛烈な抗議により再び発車したが、やはり不具合があったのか、昆山南駅で再び停車した。その後、40分にわたり前半部分の車両が停電したという。


天津站,和谐号 / 墨色鲜艳


前日の25日にも電力供給の不具合により複数の列車が停車しており、連日の不具合発生となった。乗客によると、臨時停車していた間に追い越していった列車があったとのことで、給電設備ではなく、車両側に問題があったのではと話している。

故障のために停車したはずが、「乗客の猛烈な抗議」で再び動かしたというのが一番問題のように思うのだが、北京晨報的にはあまり気にならなかったようだ。追突事故を起こしたのは動車組(在来線を走る高速列車)だが、6月30日に開通した北京・上海間高速鉄道の停電トラブルもいまだに続いている。

車両側の原因を特定できないのか、それとも各地の配電設備に次々とトラブルがみつかっているのか、はたまたおそるおそる運転中、不具合があったらとりあえず点検という「安全第一」を貫いているのか、公式発表からはよくわからないが、とりあえず現時点では飛行機以上に不安定な交通機関というイメージがついてしまった。

高速鉄道との競争に備え大幅に値引きされていた航空チケットの価格も急回復していると報じられており、開業一か月を待たずして「北京・上海間高速鉄道離れ」は進んでいるようだ。短距離、中距離の高速鉄道はライバルがいない独占状態だが、北京・上海間は時間的にも価格的にも航空便と競合する区間。出だしの失態で失った信用は高くつきそうだ。


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 コメント一覧 (2)

    • 1. マネ
    • 2011年07月27日 11:45
    • 事故より停車するほうが安全だから、止まるほうがいいわ。。。
    • 2.  
    • 2011年07月27日 12:13
    • でも、追突事故の直後に原因不明で止まるってのもちょっと。

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