2011年7月31日追記:記事「【続報】大連原潜事故はデマの可能性が濃厚=香港紙が見せた「タブロイド魂」―中国」を公開しました。ブログ「軍事評論家=佐藤守のブログ日記」は、「
緊急中国情報」と題して、中国の原子力潜水艦事故を伝えている。
かわらっぴさんから教えていただいた。
緊急中国情報
今入った情報によると、29日大連港で中国海軍の原子力潜水艦で事故が発生し、放射能が漏れているという。周辺は軍によって厳重に閉鎖されていて、極めて危険な状況らしいという。
どうせ北京政府は公表しない?だろうから、周辺国は自己防衛すべきであり、この近海で漁をしている日本漁船などは注意が必要だろう。
USS Dolphin Submarine in Maritime Museum / jiazi
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■情報の出どころ
調べてみると、北米華字ニュースサイト・博訊網が報じたニュースのようだ。
新造原子力潜水艦から放射性物質漏出事故―中国大連市
博訊網、2011年7月30日
博訊網独占報道。海軍大連艦艇学院の情報によると、7月29日午前、大連に停泊中の新造原子力潜水艦で放射性物質の漏出事故があった。中国時代電子孔子の
技術者が電子装備を設置している最中に起きた突然の事故だった。現在、事故原因の調査が進められている。軍は現場を厳重に封鎖すると同時に、情報漏れを防
止せよとの軍事命令を下した。
香港紙アップルデイリーも転載している。
■事実か、それともデマか
博訊網は北米に拠点を置く「民主化寄り」ニュースサイト。中国本土からのタレコミ情報を掲載する方式で運営されている。今回のニュースは、海軍大連艦艇学院関係者からのタレコミによるものだ。同サイトは驚くような特ダネをいち早く報じることもあるが、とんでもない誤報が一緒に載っていることもある。
博訊網の報道を受け、中国のネット掲示板やマイクロブログ一部でも取りざたされているが、「これは事実なの?それともデマ?」と戸惑う反応がほとんど。ソースが博訊網しかない現状では当然の反応だろう。また「デマだ」と断定する
書き込みもあった。曰く、原子力潜水艦の造船ドックは大連市にはなく、遼寧省葫芦島市にある。よしんば大連に停泊したとしても、海軍大連艦艇学院に停泊することはないという。
大規模な放射性物質漏出事故が起きれば、博訊網以外でも暴露されるはず。そう考えるとデマの可能性が高いようにも思うが、現時点ではどちらとも断定できない状況だ。
これも中国の掲示板で語られてる数字なんでしょうか?