2011年7月30日夜、新疆ウイグル自治区カシュガル地区カシュガル市の繁華街で、トラックで人混みに突撃、その後に刃物で通行人を切りつける事件が発生した。市民6人が死亡、28人が負傷した。31日、天山網が伝えた。

事件が起きたのは30日午後11時45分。2人の容疑者はまず信号待ちで停車中のトラックを襲撃。運転手を殺害した。奪ったトラックを運転し人混みの中に突っ込んだ後、車から降りて通行人を切りつけた。周囲の市民が協力して取り押さえることに成功したが、格闘の最中、容疑者1人が死亡したと伝えられている。


喀什大巴扎 / Clemson

事件は31日未明に天山網が報じたもの。詳細はいまだに明らかとなっていない。

民族問題が深刻な新疆ウイグル自治区では、18日にもホータン市で派出所襲撃事件が起きている。当局は銃撃戦の末、襲撃者14人が死亡。4人を逮捕したと発表されている。なお在外ウイグル人組織「世界ウイグル会議」は平和的な抗議デモに警察が発表したとの非難声明を発表した。